高齢者をサポートする「家事代行サービス」

変わる高齢者の暮らしと介護
大きく変化している高齢者の暮らし

少子高齢化が進んでいる今、高齢者の暮らしは以前と大きく変わりました。介護サービスもIT技術の進化やAIの導入によって新たなものが次々と誕生しています。

負担を減らすサービス2.家事代行

負担を減らすサービス2.家事代行

家事代行サービスとは

要介護者が利用する生活援助と混同している人がいますが、家事代行サービスとは「介護を行っている家族が利用するサービス」です。仕事や介護、年齢などの理由から家事をする時間がない人の代わりに家事をするサービスです。仕事をしながら介護をしていると、休日があっても介護や家事に追われてしまうため、ゆっくりと休むこともままなりません。ですが、家事代行サービスを利用することで時間的な余裕ができるため、心身にも余裕が持てるようになります。

生活援助との違い

家事代行サービスと生活援助は、対象者や利用範囲が全然違います。生活援助の対象者は「要介護者」です。そのため、洗濯や食事は要介護者の分だけです。家族の分も一緒に洗濯したり、食事を作ったりすることはできません。一方、家事代行サービスは利用者の範囲が決まっていないため、介護認定を受けていない人や一人暮らしの人も利用できます。ただし、生活援助と違って介護保険は適用されないため全額自己負担となります。

内容は基本的な家事

家事代行サービスの内容は掃除や洗濯、ゴミ出し、アイロンがけ、買い出しや調理、片付けといった基本的な家事です。ほとんどのところが時間制を採用しており、指定された時間内でお客様が希望した家事を行います。

種類と選び方

家事代行サービスの種類と選び方について詳しく見ていきましょう。

【単発で利用するタイプ】
家事がたまったときや急な来客のとき、体調不良のときなど必要になったときだけ利用するタイプです。このタイプは一人暮らしの人が多く利用しています。
【定期的に利用するタイプ】
「月に○○回」「1ヶ月ごと」など決められた間隔で定期的に利用するタイプです。回数が多いこともあり、単発よりも安く利用できるケースが多いのですが、月単位で契約する必要があります。仕事をしながら介護をしている人にはこのタイプがおすすめです。
【シニアに特化したタイプ】
高齢者に特化した家事代行サービスは、家事全般だけでなく食事の介助やトイレの介助、通院の付添いなど幅広いニーズに対応しているのが特徴です。介護の資格を保有しているスタッフが多くケアマネジャーと連絡を取りながら行っているので、万が一何かあっても安心です。

家事代行サービスの価格

時間制の家事代行サービスですが、価格は業者によって異なります。安い業者なら1時間2,500円ほど、高い業者なら1時間6,000円ほどで利用できます。月に2回、2時間利用する場合、安い業者は10,000円、高い業者は24,000円となりますが、それ以外にも登録料や交通費などが別にかかるため、決して安い価格とはいえません。
業者によっては初めての人向けの価格を抑えたお試しプランを用意しているところもあるので、まずはそちらを利用してみましょう。

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