高齢者をサポートする介護施設で働こう

変わる高齢者の暮らしと介護
大きく変化している高齢者の暮らし

少子高齢化が進んでいる今、高齢者の暮らしは以前と大きく変わりました。介護サービスもIT技術の進化やAIの導入によって新たなものが次々と誕生しています。

自分の特徴を活かせる施設で働こう

自分の特徴を活かせる施設で働こう

介護施設の種類は様々

介護施設と一言でいってもその種類は多種多様なため、どの施設形態を選べばいいのか迷ってしまうかもしれません。施設ごとに向いている性格や必要なスキルをまとめていくので、施設選びの参考にしてみてください。

体力に自信があるなら「特別養護老人ホーム」

特別養護老人ホームには要介護3以上の高齢者が入所しています。寝たきりや身体に力が入らない人など介護度が高い人が多く、他の施設に比べると重労働になる傾向があります。そのため、特別養護老人ホームでは体力に自信がある人や介護の技術をアップしたい人が向いています。
また、限られた時間で重労働をこなさなければならないため、画一的な介護サービスになりがちです。ルーティンワークでもひたむきに作業できる人や同じ業務の繰り返しでも集中して向き合える人にもおすすめです。

話好きなら「デイサービス」

デイサービスでは毎日のようにレクリエーションを行っています。参加している高齢者が飽きないように魅力的な企画を考えなければならないため、発想力や場を盛り上げるスキルが求められています。企画や発案が得意な人や人前に出ることに抵抗がない人、話好きな明るい人はデイサービスに向いているといえるでしょう。

聞き上手なら「グループホーム」

認知症の人が入所しているグループホームは、意思の疎通が難しいと感じる場面が多々あります。同じ話を繰り返しされることもありますが、にこやかに対応できる大らかな性格の人や聞き上手な人はコミュニケーションがうまく取れるので向いています。また、家庭的な雰囲気で高齢者の自立を目指しているので必要以上に手助けをしない我慢強さも必要ですし、うまくサポートするためにはそれなりの家事能力も求められます。
グループホームは入所している人数がそれほど多くありません。スタッフの数も少ないので、場合によっては1人で夜勤を担当することもあります。何かあっても適切に行動できるように、臨機応変さも求められています。

複雑な人間関係が苦手なら「訪問介護」

高齢者の自宅を訪問して介護サービスを提供する訪問介護は、基本的に単独行動です。複雑な人間関係が苦手で1人で行動したい人や、高齢者とじっくり向き合って介護サービスを提供したい人に向いています。ただし、何かトラブルがあっても1人で対処しなければならないため、判断力も必要です。
訪問介護は1日に数件回るため時間に対する正確さも求められていますが、自分の都合に合わせて好きな時間に働けるので、スポット的な働き方をしたい人におすすめです。

これからの介護